寄藤文平『デザインの仕事』を読んだ

デザインの仕事

デザインの仕事

本書は、デザイナーである寄藤氏の経験談や実際の仕事内容に触れながら、氏のデザインに対する考え方に触れられる本。自分のいる業界にはない文化の話もそうだし、プロジェクトの紹介だけで終わってしまう本が少なくない中、一人のデザイナーとして何が良くて何が良くないとするかという物差しを知れたのが良かった。

博報堂時代の話も含め、その時その時に考えている<なんか違う感>とそれに対する選択のエピソードは、共感するところが多かったし参考になる点が多かった。イラストレーション自体を売るのではなく、視点を変えてイラストレーションのモジュールを売ろうとしたり、シリコンバレーの姿勢に学んで賞には目もくれなかったりとその姿勢がなんか良いなと思ったりも。

レバレッジとイクオリティのバランスの話では、他のデザインと差をつけるという感覚に気づいて、ストーリーの話では、たしかに自分も最近気にしてるなと共感した。そのほかにも色々とデザインの仕事のヒントを得られた。