水泳を再開して2年

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水泳を再開して2年が経った。体力を維持するために運動習慣を作ろうと始めたのだけど、今では上達することが目標に変わって、すっかり生活の一部になっている。似たようなことを水泳を再開して10ヶ月という記事でも書いてた。2年も続けばこれからも続いていくんだろうと思っている。100歳のスイマーもいるように、水泳は歳をとっても取り組めるスポーツなのだ。健康は欲しい。

さて、この2年の出来事を、忘れないうちにざっと振り返っておきたいと思う。この歳にもなると仕事をしている中で爆発的な成長を感じることは少なくなるのだが、水泳では毎週何かしらうまくなっていく体験をしていて、自分にはまだ成長できる余地があったんだな〜と分かりやすく実感できて楽しい。

2ヶ月目まで

最初は久しぶりすぎて向こう岸まで行って帰ってくるだけでも大変だった。腕の回し方はわからないし足の打ち方もわからない。何が正解なのか。ただそんなことを考えていても仕方がなかったので、兎にも角にもまず調子をだそうとしていた。この頃は足を吊ることも多く自分が情けなくなったものだ。週1回、平均すると50mを約80秒で泳いでいた。距離は合計1,000m。習慣にすることと、一度に泳げる距離を伸ばしていくことをまずは目標にした。

2ヶ月〜12ヶ月

2ヶ月を過ぎた頃から50mを約60秒で泳ぐようになっていた。水泳部基準では遅いタイムだろうが、非水泳部員としては頑張っているほうではないか。このタイムで泳げるようになってくると速い人レーンの利用ができるようになってくる。ゆっくりレーンで前の人に圧をかけてしまうようになっていたので、申し訳なく思い、速い人レーンに移っていた。しかし、速い人レーンには体力が無限のおじさんおばさん、たまに出没する水泳部員らしき兄ちゃん姉ちゃんに圧をかけられてしまい、のびのび泳げない日々が続いていた。

十分に習慣になってきたところで、自分のライフスタイルを見つめ直す時間も必要だった。高頻度でジムに通う人の話を聞く度に、自分はどうしていこうかと自然と考えていた。このままペースを上げていくのか? 仕事や休養に時間を使うのか? 人生で成したいことから逆算して必要なことなのか? そして、半年経ったくらいから週2日泳ぎに行くようになっていた。

増やしたいときは増やしたらいいし、減らしたいときは減らしたらいい。それだけ。いまは増やしたい時。一度決めたことを変えてはならない理由はどこにもないし、深く考えることはやめた。水泳の時間を作っても仕事の成果量や質は、それ以前と比べてもほとんど変わっていなくて不思議。

この頃はあまりスピードやペースにはこだわっていなかった。泳げば泳ぐほどどういう泳ぎが正しいのかわからなくなっていたので、僕の関心はどうしたら綺麗な(効率的な)フォームで泳げるようになれるのかというところに向かっていた。そこで書籍や動画で勉強をして試すということを繰り返していた。そうこうしているうちに3,000mを泳げるまでに体力が向上していた。

2年目

ある日いつも通りにプールへ着き、2階の受付を目指して階段を登っていると、一枚の張り紙が目に入った。「諸々の事情で1年後に閉館します。これまで地域の皆様に支えられて……」。自分に合った趣味を見つけた矢先に施設の閉館が決まってしまったのだ。閉館は1年後。このまま閉館するまで粘っていてもいずれは出ていかなければならないし、早々に別のプールを探しはじめた。

いくつかのジムも検討したが、最終的には近所にあったスイミングスクールに決めた。スクールという字面からはガチ感が漂っていて、平凡な市民スイマーとしてはハードルが高く、最初は尻込みしたものだが、気にしないことにして無理やり入会した。これがちょうど2018年のGW前。そして、せっかくのスイミングスクールという環境を活かさない手はないと思いレッスンを受けてみることにした。このときから週3回に増やした。

水泳はただ力任せに泳げば良いというものではない。怪我をしにくいスポーツのようにみえるが、そんなことをしていたら簡単に怪我をしてしまう。全身のバランスを整え、故障を予防するような基礎的な筋力や柔軟性を獲得していくことはもちろんのこと、水中における抵抗を減らして推進力を高めるような、効率の良い泳ぎとはどういうものかを学ばなければならない。ここで、先人が研究してきた泳ぎ方のベスト・プラクティスを知る必要が出てくる。

レッスン

レッスンからは多くのことを学んだ。どういう動きを目指すのかという話をきいて、それをやってみる。最初はうまくいかないんだけど、ある日突然これができるようになるときがくる。なぜこういう動きをすべきなのかということを理解したときにその動きができるようになるのだ。それは頭と身体とがつながった瞬間ともいえる。

コーチの何気ない発言の端々にそういったヒントが含まれていたりするのだが、なぜこういうことをコーチが言っているのかということを理解するまでにまず時間がかかる。理解できるくらいまで自分の理解が進んでいなければならないし、理解を実践するためのスキルを習得していないと試すことすらできないからだ。特に身体というものは不自由で、なかなか思ったようには動いてくれない。

最近の関心事ということもあり、人にどうやって物事を教えるのかとか、どうやって人のモチベーションを高めるのか、また1回のレッスンをどうやって設計するのかといった、いわゆるコーチ視点でも現場を観察してしまう。他の生徒はどういうメンタルモデルなのだろうかとか。成長の実感や成功体験を持ち帰ってもらわないと人は続けようとは思わないだろうから、コーチはさすがプロだけあって目標設定がなかなかに上手い。まんまと乗せられている。この点でも学びがある。

Keep

長くなってしまったので、最後にお約束の良かったことコーナーを書いて締めくくりたい。反対に悪かったことはあまりないのだが、しいて言えばプライベートの創作活動の時間がすこし削れていることくらいだろうか。しかし健康には変えられない。

  • 全身の筋肉がついた。特に上半身
    • 筋肉を育てるのが楽しいというのはこういうことかという学び。筋肉かわいい。あと、睡眠失敗して首と肩を痛めてしまうということがなくなった
  • 体調良好・ストレス軽減
    • 一日仕事してても疲れにくくなったし、健康な状態を維持できている
    • 水に入ると溺れるか溺れないかしか考えられなくなるので、仕事や生活のモヤモヤなど吹き飛んでしまう。気持ちが焦っているときに平常時の状態に簡単に戻せる
  • 生活の効率化や健康への意識が高まる
    • 時間を作るために、家事や仕事の効率化に熱心に取り組むようになった。洗濯物を畳むタスク以外は、一定の成果をあげていると思う
    • 丁寧に健康を考えている人ほどではないが、口にするものや栄養について一歩立ち止まって考えるようになった

他の競技と比べてどうみたいなのは特にない。

Try

直近ではより綺麗に泳げるようになることと筋力をつけてスピードにも挑戦していきたいと考えている。それから、まだまだ力不足だろうけど、そろそろ競技会に出ても怒られないくらいにはなってきただろう、ということで、はじめての競技会にエントリーしたのがついこの先日。黙々と泳いでるのも良いけど、たまにはこういうイベントがあったほうが、普段のワークアウトにも弾みがついて良いだろう。競技会の様子はまた記事を書きたい。